2013/03/23

時代劇年表(江戸時代)

人呼んで鬼の平蔵である
そろそろ桜が咲く頃で、桜と言えば遠山桜ですよね。

何年か前から時代劇年表を作っていて、それがわりと埋まってきました。テレビは殆ど見ないのですが、子供の頃から時代劇は好きで、親父が見ている「水戸黄門」や「遠山の金さん」を一緒に見ていたものです。

使いどころがない単語ですが、終生遠島市中引き回しの上打首獄門、江戸所払とかは金さんで覚えました。

本では、最初に読んだのは確か「南総里見八犬伝」か山岡荘八の「伊達政宗」やったと思います。大人になってからは「鬼平犯科帳」が面白くなってきました。中村吉右衛門がカッコいいです。

いろいろ時代劇を見たり読んだりしていますが、「鬼平犯科帳」をはじめとして池波正太郎作品は、他に比べて料理の描写が多い気がします。それがまた美味そうで、いつか五鉄で軍鶏鍋を食べたいものです。

江戸時代の年表

時代劇って多くが江戸時代か戦国時代を舞台とするものです。ざっくり江戸時代と言っても255年以上もあるので、具体的にどのあたりかってのは明確になっていないものもあれば、人物から時代を特定出来るものもあります。

年表を作りだしたきっかけは、「水戸黄門」に松尾芭蕉石内蔵助(忠臣蔵の)が登場した時です。長い江戸時代で水戸の御老公と芭蕉と内蔵助が同時代の人なんか!って、高校で日本史は選択していないのでそのあたりは全く無知であったからこそ衝撃的でした。どらえもんに星野スミレが出てきたりするあれですね。

1603年(慶長8)〜1868(明治1)まで

PDFもあります(jidaigeki-chronological-table-edo.pdf | 291KB)

のっけてる作品は僕がテレビで見たものか書物で読んだものだけです。例えば大奥シリーズなんかは多分春日の局の時代やと思いますが、あんまり興味が持てず見てないので書いていません。NHKの大河ドラマも長すぎるし毎週見る必要があるので全く見ていません。各作品も全てを見たり読んだりしたわけではないので、その時に調べて時代がわかれば年表に書いています。

図中の「ひこにゃんの件」は、作品ではないのですが、ひこにゃんのモデルとなった白猫が豪徳寺に落雷した時に手招きしたというあれです。

宮本武蔵

年表にすると面白いもので、宮本武蔵は江戸時代の剣豪で五輪書という知識しかなかったのですが、調べてみると本能寺の変直後に生まれていた江戸時代初期の人って事がわかりました。

暴れん坊将軍 + 大岡越前

徳川マツケン吉宗
徳田新之助の「余の顔を見わすれたか」逆臣「ええい!此奴は上様を騙る不届きもの!」「上様とて構わん、斬れ、斬れえぇ!」ってやつですね。水戸黄門と違って、現職の将軍本人であるとわかって尚、刃向かうのが特徴です。

あと、大岡越前が年も近く現役時代もほぼ同じで、「暴れん坊将軍」にもしばしば登場します。大岡越前と言えば、庶民の味方な大岡裁き、悪い幕閣が越前に敗れて「おのれ越前...!」ってやつですね。

遠山の金さん・江戸を斬る

杉様の遠山金四郎景元
僕が子供の頃見ていたのは高橋英樹さんのやつと松方弘樹さんのやつですが、BSで再放送しているのは西郷輝彦さんによる「江戸を斬る」ってタイトルのものです。

見せ所は「金さんとやらをここに呼んでもらうか!」「そうだ!金さんを出せ!」遠山「やかましいやぃ、悪党共!」からの遠山桜ですね。

金さんと言えば江戸時代の遊び人兼北町奉行ですが、史実では黒船が来る直前まで奉行をやっていた幕末の人でした。

全然幕末のイメージがないのですが、「江戸を斬る」で遠山景元の後ろ盾となっていた水戸斉昭は、彼の息子が徳川慶喜で、少し掘れば幕末の要素が出てきました。

幕末と言えば新撰組坂本龍馬が有名ですが、龍馬が江戸遊学した時に遠山さんはまだ存命ですので、もしかしたら出会っているのかもしれません。

必殺仕事人

中村主水が西方へ旅立ってしもたのでもうシリーズは作らないっぽい気がしますが、年に一回あるやつは一応見ています。東山さん主演で作るならやはり見たいですね。

必殺仕事人」は時代を特定する要素が殆どないと言うか、江戸時代のどこにでもいるとか、そんな感じです。仕事の道具も煙管が短銃みたいになるのもありますし、テーマも時事ネタが多いので史実とか時代がどうこうよりも、娯楽としての要素がかなり強いと思います。

で、年表には江戸後期、1800年代前半で入れているのですが、これは昔の作品でアヘン戦争で大陸に行った事があるのでそのあたりに入れておきました。

勝新の「座頭市」も結構好きで、リメイクされているものでは北野武さんのやつ(座頭市 <北野武監督作品> [DVD])しか見ていませんが、時代を特定する要素が見つからなかったので入れていません。

他のリメイク作品では、綾瀬はるかさんのやつ(ICHI プレミアム・エディション [DVD])はそのうち見たいなぁってとこです。
今年になってからテレビでやってた田村正和さんの「拝領妻始末」は、劇中の台詞から赤穂浪士の件よりも後である事はわかりましたし、登場人物から享保年間あたりの話であると判明しました。お正月にやっていた「御鑓拝借」も登場人物から寛政年間あたりであるとわかったので、年表に入れています。

歴史マニアでもないので、水戸黄門に出てくる綱吉が20代のように若い感じやけど史実ではおそらく40代とか、「江戸を斬る」では徳川斉昭が金さんよりもかなり年上に描かれていますが、史実では遠山景元の方が年上とか、まぁその辺はいいかなって立場です。面白く見られる・読めるならそれで良いという。

戦国時代

つい最近やっていた「信長のシェフ」は、タイトル通り織田信長の時代です。江戸時代の年表とは別に室町時代〜戦国時代、鎌倉時代、奈良時代〜平安時代のものも作っていますが、戦国時代の作品が圧倒的に多く(僕が室町時代のをあまり見たり読んだりしていないのもある)、室町時代前半以前がスカスカなので、埋まってきたら公開するかもしれないです、たぶん。

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