2011/08/27

bounceHammer 2.7.5 Release

八月二十五日木曜日、bounceHammer 2.7.5をリリースしました。今回のリリースでは下記が主な変更点です。

  • CSV形式で出力する時にフィールド名が先頭行以外にも入ってしまうバグの修正
  • BIGLOBEとBIGLOBE系CATVのバウンスメール解析対応
  • 米国のShtrudel M@ilの81ドメイン分類対応(Webmail)
  • ロシアのQIP.RUのドメインを幾つか追加で分類対応(Webmail)
  • 管理画面MTAモジュールのページを新設(デモサイト内)

帰納的なBIGLOBE(とBIGLOBE系CATV)のバウンスメール対応

昔はMeshNetという名前のBIGLOBE
BIGLOBEのバウンスメールは最初にオープンソースで公開した直後からユーザさんに「解析できないよ」って問合せを貰っていました。BIGLOBEのバウンスメールは他のMTAとは形式がちがうなぁと思いながらも、サンプルが少ない、どんなMTAを使っているのかわからない、という理由でなかなか実装できませんでした。

SendmailやPostfixのようなオープンソースのMTAならソースコードを見てパターンを実装するという演繹的なアプローチが取れるのですが、そうでないMTA(Microsoft Exchangeとかアンチスパムアプライアンスとか)やメールサービスは、なるべく多くのサンプルを集めてパターンを網羅するという帰納的なアプローチしかできません。

BIGLOBEのサンプル

今回、新たなBIGLOBEのバウンスメールをサンプルとして入手できました。中身をみていると古代のSendmail (sendmail 8.6.X)とかなり似ている感じでした。しかし、sendmail 8.6.xのソースコードにないパターンもあるので、古代のsendmail改造版MTAかなぁと判断し、入手できたサンプルのパターンだけを実装しています。

あと、本家のNEC BIGLOBEと同じフォーマットのバウンスメールを返してくるBIGLOBE系CATVも対応してました。ケーブルネット@つづきの森(@tmtv.ne.jp)多摩テレビ(@ttv.ne.jp)、そして伊那ケーブルテレビジョン(@inacatv.ne.jp)です。他のBIGLOBE系CATVをご存知の方いらっしゃいましたら教えてもらえると嬉しいです(´∇`)

MTAモジュールのページ

管理画面(WebUI)だけの機能ですが、各MTA用解析モジュールの一覧ページを作りました。

さっきのBIGLOBE(とBIGLOBE系CATV)用の解析モジュールはKanadzuchi::MTA::JP::Biglobeというパッケージ名です。

MTAモジュール一覧ページを作った理由は、オープンソースとしてリリースしている版には含まれないMTAモジュールが増えてきたので、それらのモジュールを持っているユーザさん(というかお客様)がどれがインストールされているか確認できるようにする為です。

標準モジュール

標準モジュールはオープンソースのリリースに含めているMTA用解析モジュールで、主にオープンソースMTA用や利用者の多いであろうメールサービス用のモジュールを入れています。将来のバージョンではOpenSMTPDApache Jamesも対応予定です。

商用モジュール

商用モジュールは、オープンソースのリリースに含めていないMTA用モジュールで、Microsoft Exchage Server用のExchange.pmやIPSWITCH社IMail Server用のIMailServer.pm、メール配信ASPのSendGrid用モジュールSendGrid.pmなど数種類がα版かβ版としてあり、他の商用モジュールも開発中です。

ユーザ定義モジュール

次のバージョン(bounceHammer 2.7.6)では、各ユーザが自前で実装したMTA用解析モジュールの場所定義とそのモジュールもページに表示できるようになる予定です。

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