2011/08/13

API完備、今どきのメール配信クラウドSendGrid

米国のSMTPリレーサーバサービスのSendGridに申し込んだ時の覚書です。たいした内容ではないですが、もしかしたら誰かの役に立つかもしれない気がするという事で、ブログに書き残します。

SendGridの事を知ったのは米国のQ&AサイトQuoraでメール関係の質問を眺めている時に見つけました。SendGridは基本的に有料で一定数の電子メールをリレーしてくれるサービスですが、一日200通までであれば無料です。今回はこのFree Planに申し込んでみました。

米国のサービスなのでアカウント作成・名前や住所の入力・SendGridから送られてくるメールなど、全て英語です。

アカウントの作成

http://sendgrid.com/にアクセスして"Get Started"をクリックすると、有料プランの一覧が表示されます。配信する量に応じて5種類のプランが選べます。BRONZEであれば40,000通で$9.95/月、今は歴史的な円高なので、日本円で800円弱でしょうか。

今回はFree Planで試してみるので、ページの一番下辺りに``We also offer a Free Plan with 200 Email Credits per day.''と書かれているリンクをクリックすると、アカウント作成ページに移動します。

Account Credentials

最初にユーザ名(Username)とパスワード(Password)を入力します。このあたりはどこでも同じ要領ですね。パスワードの確認入力がありませんが、なくてもいいでしょう。ユーザ名は3文字以上です。ここで決めたユーザ名とパスワードは実際にメールをリレーする際のSMTP認証用ユーザ名とパスワードになります。

Provisioning Information

その下には連絡先を入力する欄が続きます。正しく入力しないとアカウントが有効にならないようなので、ちゃんと入れる必要があります。住所はXX cho 490, Muromachi shimodachiuri agaru, Kamigyo-ku, Kyoto, Kyotoという感じで、 電話番号は+81-75-xxx-yyyyという感じで入力するとよいでしょう。

全部入力したら"Create Account"を押します。

確認メールとアカウントの有効化

アカウントの作成が完了したら、SendGrid SupportからYour New SendGrid Accountという件名で確認のメールが届きますので、そのメール内のActivate Accountと書いているリンクをクリックすると、作成したアカウントが有効になります。

再びSendGridのページにアクセスすると、右のような画面を見るでしょう。緑色のチェックマークが付いている部分は既にクリアした項目、赤色の×印は未設定の項目となっています。

Confirm Emailは確認メールのリンクをクリックしたのでチェックマークが入っています。あとはアカウント設定(Configure Account Settings)と通知設定(Configure Email Notifications)を済ませて待ちます。


4つの初期設定項目


Configure Account SettingsとConfigure Email Notificationsのところで、次の4項目を設定します。

  1. Click Tracking(メール内URLのクリック追跡)
  2. Open Tracking(メールの開封確認を追跡)
  3. Subscription Tracking(購読開始・解除の追跡と文言編集)
  4. Email Template(送信するメールのテンプレート編集)
これらの項目は、SendGridが単なるリレーサーバだけではなく、メールマガジンやNews Letterの作成・配信・管理・統計において有用なサービスとして機能するためのものです。ここは後からでも自由に変更・編集できますので、たちまちはデフォルトの設定でよいでしょう。

待つこと数時間

初期設定まで終わったら、"Get Started"のページが左の画面のようになっている事でしょう。Account Provisioningは数時間かかるようですので、気長に待ちます。

失敗することもある?

実は、僕は最初のアカウント作成はうまくいきませんでした。ここまでの初期設定を済ませて待つ事数時間、"Account Provisioning Failure"ってメールが来て、おそらくAccount Provisioningで入力した内容に不備があったような感じでした。

そこでSendGridのページから名前(First Name, Last Name)の最初の文字が小文字になっている部分を大文字に直し、電話番号(Phone)を携帯電話から固定電話に変更して、さらに待つ事数時間、ようやくアカウントが無事に有効になりました。名前か携帯電話かどちらがひっかかったのかわかりませんが、とにかくやれやれです。

"Account Provisioning Failure"ってメールが来たり、下の画像のように、DASHBOARDにメッセージが表示されている時は、何かしら設定の不備があるようですので、よーく見直す必要があります。全てクリアするまではメールは送れません。

まとめ

まだFree Plainアカウントを開設して数通のテスト送信をしただけなので、SendGridの利点や特徴についてはたいして理解していません。アカウント開設も、無料でお試しできるし、変わったフォーマットのバウンスメールが返ってくるのならbounceHammerで対応しようかという目的のみで、SendGridを使ってメール配信しようという予定も特にありません。
デフォルトで有効になっているアプリ(機能といったほうがいいかな?)

設定をすれば使用できるアプリ
僕は実際にメールを送る時は自分でMTAを立てて配信をしているので、国内の同様のサービスすら使った事もなければ料金や機能についての比較も出来ません。

しかし、英語に抵抗がなく、小規模な配信であればプランが選べますし、無料でお試しも出来るので、無料プランがない他サービスと比べるとSendGridもそこそこ使えるのではないかなぁという気がします。

機能は今どきのWebサービス

また、ざっくりと開発者向けドキュメントを眺めたところ、MTAレベルでのリレー方法(Sendmail, Postfix, Exim4)や、API(SMTP, HTTP)のPerl, Python, Ruby, PHP用サンプルが提供されていたり、データはJSONかXMLで流れてきたりと、今どきのサービスでメールまわりの開発がかなりしやすそうという印象を受けました。

アフィリエイト的なSendGridへのリンク

SendGridは友達に紹介すると、紹介された人は最初の三ヶ月間は25% OFFの料金で使えて、紹介したアカウント(ここでは僕)は$20のクレジットが貰えるそうです!

もしSendGrid有料プラン契約しようかなぁって人いましたら、この紹介用のリンク→ Product Pricing | SendGrid あるいは左の画像からSign Upするといいかもしれない気がします。

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