2011/06/23

Facebookのブロックで返ってくるエラーメール

Twitterは気楽なのですが、Facebookの方はちょっと気分的に続けるのが重いかなという事で、去年の冬になるまで手を付けていませんでした。が、しかし、Facebookで@facebook.comのメールアドレスを使えるようになるという記事を見てすぐさまFacebookに登録しました。

目的は、開発しているbounceHammerで、@facebook.com関連のバウンスメールをちゃ〜んと解析できるようにするための調査です。

いつから@facebook.comが使えるようになるのかと首を長くして待っていましたが、今日Messagesを確認したところ、使えるようになっていました。ユーザ名@facebook.comに送ると、FacebookのMessagesにメールが入り、返信すると、相手のメールアドレスに返信内容(+元のメッセージが引用された形)が届きます。

そこで本題のFacebookから返ってくるエラーメールについて。

ブロックした場合に返ってくるメール

受診したメールを開いた状態で、右上のメニューから[Actions]→[Report/Block User]を選ぶと、その発信者アドレスをブロックする事が出来ます。下の画面では、hoge@example.jpをブロックしようとしています。携帯電話のアドレス指定拒否みたいなもんです。


ブロックした状態で、再びユーザ名@facebook.comにメールを送ると、FacebookのMAILER-DAEMONさんから次のようなメールが返ってきます。


宛先不明(User Unknown)との違い

実際に存在しないローカルパート@facebook.comに送った時と、ブロックされた時では次の点でエラーメール(バウンスメール)に違いがあります。

From:

存在しない宛先に送った時は、自分のメールアドレスのメールサーバがバウンスメール(Sendmailの場合はMail Delivery Subsystem <mailer-daemon>)を返してきますが、ブロックされた場合は、Facebook <mailer-daemon@mx.facebook.com>が返してきます。

Subject:

存在しない宛先に送った時は、自分のメールアドレスのメールサーバが、メールサーバ毎のバウンスメール用Subject(Sendmailの場合はReturned mail: see transcript for details)を入れて返してきますが、ブロックされた場合はSorry, your message could not be deliveredというSubjectで返してきます。

本文

存在しない宛先に送った時は、自分のメールアドレスのメールサーバが、メールサーバ毎のバウンスメール用メッセージを返してきますが、ブロックされた場合は、上記の画像のようなSendmailやPostfixが作るバウンスメール風の内容を返してきます。よーく見ると本文の最初に``This message was created automatically by Facebook.''と書かれています。

また、Diagnostic-Code:以下には、``Refused due to recipient preferences''という「拒否しました」という文言と、Facebookの応答コード一覧へのリンクが書いてありますので、注意深く見れば宛先不明であるか拒否された(ブロックされた)かは分かると思います。
このFacebookの応答コード一覧へのリンクのページ、AOLのSMTPエラー一覧ページ(AOL Postmaster | Postmaster / AOL SMTP Error Messages)と内容が似ているので、AOLを参考にしているのか、AOLのメールシステムがバックエンドで使われているのかもしれないです、たぶん。

フィルタの動作

Facebookがブロックする時に見ているのは、Header Fromだけのようです。

既にブロックしているアドレスをEnvelope Fromに指定して、Header Fromはブロックされていないアドレスを書いたところ、ちゃ〜んとFacebookのMessagesに届きました。

将来、この動作は変わるのかもしれませんが、今のところEnvelope Fromはブロックの対象にはなっていないようです。携帯電話のドメイン指定拒否の類いと同じような動作かと思われます。

bounceHammer 2.7.3で解析できる

今日リリースしたbouncehammer 2.7.3でもFacebookでブロックされたバウンスメールは解析できますが、本文に書かれているRFC1893の拡張状態コードがStatus: 5.1.1(``The mailbox specified in the address does not exist.'')になっていて、bounceHammerはこれを宛先不明(userunknown)として検出してしまいます。

次のリリースではこれに対応する予定で、bounceHammer 2.7.4からはFacebookでブロックされたバウンスメールは"filtered"として検出されるようになると思います。

1 件のコメント:

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